カラーアクリルとホワイトインクとUVプリンター

こんにちは! スタッフAです:)

UVプリンターとは!紫外線で硬化する特殊なインクを使用することで、アクリル板・木材・革などなどありとあらゆる素材に印刷ができちゃう超ナイスなプリンターですね。

カラーアクリルに印刷したい

アクリル板といえば、無難な透明か白がイメージしやすいと思いますが、カラーアクリルも使用できたら、創作のハバがぐっと広がることまちがいなし。

早速印刷してみましょう〜

ドン!

あれ?なんだか印刷の色が変ですね。どんよりしています。

そうそう。このプリンターのインクは、半透明のスケスケなんでした。

カラーインクが透けているため、下のアクリル板の色と混ざり、変な色に見えてしまいます。

そこで活躍するのが、【ホワイトインク】!

ホワイトインクを敷いた上にカラーインクを印刷することで、本来のカラーインクの色をイキイキと発色良く印刷することができます。

とっても大事なホワイトインク

カラー板に印刷する場合、印刷の仕上がり具合はホワイトインクが左右すると言っても過言ではない。。。そんな大事なホワイトインク。

実は、印刷回数でホワイトインクの濃さが変わります。

今回は、ホワイトインクの印刷回数による仕上がり比較表を作ってみたいと思います。

STEP1:データの用意

データはこんな感じ。印刷種類ごとにレイヤーを分けて作成しています。(データ上での黒背景は完成イメージを確認する用で印刷には使用しません。)

■ホワイトクリアで印刷したいオブジェクトは、UVプリンタープリセットカラーの設定をお忘れなく!

STEP2:VersaWorksの印刷手順

⑴黄色いマーカー箇所「印刷種類」を設定します。「特殊仕上げ」を選択すると、「クリアインク」で印刷することができます。「モード」では「Matte」「Gloss」「Embossing」といった質感の違うモードを選択することができます。

次に青いマーカー箇所「クリップ」の設定です。

⑵サムネイルを見ながら印刷範囲を狭めます。(印刷時間が短縮されます)

■この時に、「クリップした位置を保持する」にチェックをつけるとHAPPY。(チェックがないと、自動で印刷位置が左上に詰めて移動してしまいます。)

ホワイト」や「カラー」で印刷したいデータも同様にを設定していきます。

ポイント!

■大事■ ホワイトを2回印刷する場合は、同じデータを2回送ります

ホワイト3回は、3回同じデータを送り、印刷設定をして送信してください。

1回1回しっかり硬化させることで、塗膜が分厚くなっても表面が荒れずに印刷することができます。

オーバープリントという機能もありますが、一度にたくさんのインクを噴射すると、硬化が間に合わずひび割れを起こしてしまう場合があります。今回のようにホワイトを重ねていく場合、少し手間がかかりますが、同じデータを複数送信して印刷を重ねていく方法がオススメです:)

STEP3:印刷開始

メインの印刷を始める前に、こちらの作業を忘れずに!

・テーブルに紙をセット

・高さ設定→枠を印刷

UVプリンターは凹凸にシビアなので、紙を貼る際は、必ずマスキングテープで紙の辺を全て覆ってくださいね。マスキングテープの端がぺろっと浮いていたり、紙がよれていると、ヘッドに大ダメージを与えてしまいます(;_;)

素材を置いて高さ設定を変更し、印刷開始。様子を見守ります。

余談①

本体が印刷中に、別のデータの印刷設定が完了したら、印刷ボタンを押しておくと、今現在印刷中のデータが印刷完了次第、自動で次の印刷を始めてくれます。

画像の黄色いマーカーのマークのデータ「印刷が終了or現在印刷中」です。

ピンクのマーカーのマークのデータ「設定が完了しプリンターに印刷データとして送信済み」です。

■送ったデータは自動で印刷を開始してしまうので、設定に不備がないか十分に確認した上で送信してください。気がつかないうちに大変なことが起きてしまうことがあるので、印刷の様子を常に確認しながら、慎重に行ってください◎

STEP4:完成!

右にいくにつれて、下地ホワイトの印刷回数が増えています。(1回〜4回)

ホワイト1回→2回明度が大きく変わり、2回→3回→4回では緩やかに鮮やかさが変わっている…という感じです。写真では分かりにくいのですが、黄色のような薄い色はよく見ると4回の方が綺麗に見えますが、2回と比べて2倍以上の効果がある訳ではないようです。

カラー1回→2回では色の濃さが大きく変わりました。色が濃くなった分、暗くも見えますが、濃くしっかり色を出したい場合はカラー2回が有効そうです。

おまけ

上からクリアインクを印刷することで印刷面を保護することができます。

今回は「MatteVarnish」「GlossVarnish」の質感を比べてみました。

MatteVarnish
GlossVarnish
(EmbossingはGlossとほぼ変わらない仕上がりだったため省略します。Embossingはこのようなベタ面ではなく、細い文字などの場合に威力を発揮するようです。)

余談②

こちらはホワイト+カラーのみを印刷した箇所をつまようじでひっかいてみました。

UVプリンターは様々なものに印刷できますが、定着力はまた別問題だったりします。

本来はアクリル面のようなツルツルな表面には定着しにくく、細いものでひっかくとこのように剥がれてしまうことも。

ホワイトを印刷する前に、クリアインク(MatteVarnish)を印刷する密着度がUP

プライマーを吹き付けて表面を荒らしてあげると、更なる密着度UPが期待できるかも。

もちろん、仕上げに再度クリアインクで覆うと、もっともっと密着度UP。

おわりに

今回の比較表はUVプリンターコーナーに設置してあります!

まだSBUを受けてない。。という方でも、ぜひお近くで見て触ってみてくださいね。

今度つくりたいものの参考にしたり、グロスプリントのぷっくり質感にうっとりしたり、想像を膨らませてもらえたら嬉しいです。

それでは〜!

この記事を書いた人

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TechShop Tokyo スタッフ